「男社会の中でも情がある会社やわここは。居心地はまあいいわな。」

ドライバー 森田高久

入社の経緯

もう入社されて長いのですか。
もう20年ぐらいかな。22から23ぐらいの時に俺が入社したさかいに。資格はフォークリフト、大型免許、運行管理の補助者。あと中型2輪とか船舶免許とか。仕事では使わんけど。
運行管理の補助者ってどのような資格なのですか。
守山のトラック協会に5年間通うと運行管理というのがもらえるんよ。もし運行管理を今取るのであれば国土交通省の国家試験に合格せなあかんけど、社長も専務も持ってるからたちまちもし社長も専務も抜けたときに補助者がいないとここで点呼とか管理職の役割ができないさかいにということで補助を行ってる。
やっぱりトラックを運転したいみたいという気持ちはあったのですか。
もともと車が好きはあったんやけど、ぶっちゃけほんのまだ22ぐらいやから、自分が何がしたいっていうのも分からへん。それで求人で見たときにトラックもボロボロじゃなくてきれいにしてあって清潔感があって、大手食品メーカー取り扱いで求人が出てたんかな。それで面接行ってという感じで。そっから始まったという。
それは何か求人の広告か何かを見られたのですか。
うん。求人の本ですわ。そこに求人募集が出たって。それで電話して、ほな面接きてっていうことでそっから始まったんやけど。最初から正社員で入ったわ。こはたぶん正社員しかあかんと思う。すぐに保険証とかができて正社員になるという感じやったと思うで。たぶん3カ月ぐらいは見習い期間はやったと思うけど。
その3カ月の見習い期間はどういうことをするのですか。
3カ月ずっとベテランの横乗りじゃなくて、1週間なら1週間ベテランさんの横で仕事教えてもらって、近いとこからできる簡単な仕事から1人で乗ってという。今はまたちょっと変わってるみたいやな。そういう法律があるみたいやから。

ケン・トップカーゴを選んだ理由

就職活動で、なぜケン・トップカーゴさんを選ばれたのですか。
感じが良かったので。まあ握手を社長がしてくれはって。今の会長やけど。もし頑張ってくれるんやったらっていう感じで言うてくれはったさかいに。それがちょっと決め手になって。
実際入ってみて思ってた様子と違ったなとかありましたか。
まあ初めてやったで、トラック乗るのも。うーん。仕事きついときもあるし、緩いときもあるし、どう言うたらいいかな。うちの会社、仕事きついときが続いてもやっぱ1人1人1台1台のこと考えてくれはる。そういうとき次の日はちょっと朝遅めにしようかとか。やっぱ情を持ってるさかいに、ここの会社。ずっと朝早い仕事が続いたら誰でも人間しんどいし。次の日1日だけはちょっと遅めで近場でっていう配慮は入った頃も今も感じるな。
とにかく仕事仕事みたいな感じではなく、割りといたわって。
ある程度気も遣うてくれはったし。あいさつもすごいしてくれはったし。周りにいたメンバーも先輩たちも納品先までの分からへん道を丁寧に地図で教えてくれはるし。そういうの、たぶんよそにはないと思う。ここに来て意味が分かってはる人はたいてい長いこと勤めてはるわ。やっぱり。

仕事の内容

今のお仕事では行く場所は決まってたりとかするんですか。
そうやね。行く場所はだいたい決まってる。キューピーさんの仕事やから納品先っていうのはもう決まってる。そこの荷物がなくなったら注文してこっちに依頼きて走るっていう感じやから。
キューピーさんで作られてる製品をどこか別の場所に持ってくみたいな感じなんですか。
そうそう。だからここで作られた調味料とかマヨネーズ。例えばコンビニで置くサンドイッチとか作っているところやったら、いろんな調味液とか入れなあかんさかいにそういう食品工場にキューピーさんで作ったお酢とかを納品に行ってるっていう感じ。
結構遠いところも行かれてるんですか。
遠いところ。うん行くよ。九州。一番遠くて鹿児島。でもだいたい福岡ぐらい。鹿児島も工場はあるけどもそないに多くないやんか。やっぱ真ん中の福岡がメインやから仕事的には福岡が多いかな。
今行かれてる場所っていうと割合的にはどういう地域が多いんですか。
ほとんど関西の神戸、堺、和歌山。関西エリアで8割。高速使って神戸に昼ぐらいに着いて、荷物下ろして、次に堺か神戸のどっちかで積み込みして、夕方から夜にかけて高速で帰ってくるっていう感じ。
その積み込みもキユーピーさんの製品を積み込むんですか。
そうそう。キユーピーさん関係。キユーピーさんのジャムとかマヨネーズとか。その荷物を持って帰ってきてフレンドマートへ。フレンドマートに置いてあるキユーピーさんの品物はうちが向こうのセンターに持っていってるさかいに。
じゃあもう夜にはこっちに戻ってこられて。
そうやね。もう夜には帰ってきますわ。ずっと数日間行ったきりというのじゃなくて、ちゃんと終わって家に帰れる。そうじゃなかったらちょっとしんどいわ。
長距離の走っておられるドライバーさんもおられるんですよね。
この会社では長距離専門とかはない。順番で回ってやってるという感じ。遠くて九州。それが月1あるかないかで順番で回ってくる。あとは関西エリアでの仕事。だからほぼ毎日家は帰れる。だから結構入社して慣れたら仕事しやすい会社やと思う。家に帰れるし。
例えば九州行かれて2泊3日とかで行かれる時って宿泊とかどうしはるんですか。
行きしは船。フェリーで宿泊してほんで向こうで荷物下ろしてちょっと帰りあったら積んであとは陸走で帰ってくるからトラックで休憩。
ケン・トップカーゴさんはやっぱり車好きの方が多いんですか。
嫌いの人やったら、なかなかトラック乗れへんから。基本好きやと思う。仕事はよ終わったときとか、次こういうところカスタムしたいねんとか。タイヤホイール変えたいねんとか、そういう会話はちょこちょこあるね。

「うちの会社、仕事きついときが続いても
やっぱ1人1人1台1台のこと考えてくれはる。」

求職者の方へ

仕事上で失敗されたみたいなことってありますか。
荷物をフォークリフトで破損させてしまったりとかはある。自分が負担しないといけないとかはなくて、普通に始末書を書いて無事故手当っていうのを付けてあるから、当然それは破損事故にもなるから無事故手当がカットされたり。50万60万とかいう荷物を潰してしもたりすると1回分の無事故手当はなくなるとか。根こそぎ給料引いたりとか、飼い殺しとかここはそういうことはせえへん。情があるさかいに。
運送業って男臭いイメージがあるのですが、この会社はきれいですね。
そうそう。最近はまあだいぶんきれいやけど。荒さはよそはあるけどここ女社長やんか。ら男社会の中でも情がある会社やわここは。居心地はまあいいわな。まあ何事も慣れたらやけど。
ケン・トップカーゴさんでうちの会社はここがすごいと言える点は何ですか。
朝の点呼は、社長が笑顔で見送ってくれる。素晴らしいと思う。時には会長が来てカウンターにお金バーッと並べて、夜眠たいからコーヒー買うていき言うてお金取っていき言うて。それにお年玉もくれやるし。
社員さんでバーベキューとかもされるんですか。
そうそう。声だけかけてみんな仲いい者だけ集まって家族とかみんな連れてそういうこともしたり。この前は8人か9人ぐらいかな。カキシーズンやからカキ食べに行こか言うて三重の鳥羽のほうにカキ食べに行ってと。そういう遊びもする。
うちの会社はここが変わってるという点はありますか。
トラックのカラーがマヨネーズカラーってところかな。キユーピーさんの仕事やから。上がキャップのオレンジで下がマヨネーズ。クリームっぽい色。
ケン・トップカーゴさんに合う方っていうのはどういう方でしょうか。
そうやね。やっぱ責任感のある人かな。1人1台のトラックやから掃除もせなあかん、洗車もしなあかん、トラックの異常も報告しなあかん。もちろん荷物は積んだら破損とかなくお客さまのとこに納品しに行かなあかん。それはまあトラックやったらもちろんやけど。